「びわの利用と効用」
びわの人気は日本や中国にとどまらず、アフリカやヨーロッパ、南米にまで及んでいます。びわがこれほど支持される背景には、果実のおいしさだけにとどまらない、びわだけの薬効があります。
びわは中国原産のバラ科の木で、主にその果実を食用として利用します。びわを栽培している範囲は非常に広く、アジア大陸、ヨーロッパ、アフリカ北部、南米とほぼ世界中で見られます。びわは日本でも一般的で、びわ狩りが楽しめる農園もあります。
びわがこれほど広く栽培され、愛されている理由は、果物としての美味しさだけでなく、利用できる範囲が広いためです。びわの葉を乾かしてお茶にしたびわ茶は、血糖値抑制効果があるといわれています。
また、葉に含まれるアミグダリンは炎症に対して鎮静作用があるとも言われています。ただし、アミグダリンは分解過程で青酸を発するため、注意して服用する必要があります。
びわの葉をお灸に用いることもあり、特にびわ灸として知られています。びわはこうした民間療法に幅広く用いられるため、「大薬王樹」とも呼ばれます。
果実を楽しむ場合は、生食することも出来ます。産毛に包まれた橙色の皮をつるんと剥き、瑞々しい果肉をかじるのは格別なものです。ただ、びわは種が大きく、歯でこそげるように食べないといけません。それがまた楽しいのですが。
そのまま食べるだけでは物足りないというときは、ジャムやゼリーに挑戦するのはどうでしょうか。
びわでジャムを美味しく作る秘訣は、良い実を選ぶこと、実に酸味が少ないのでレモンなどを加えること、ペクチンが少ないのでペクチンか寒天を加えることの3点です。あとは普通に実を煮て砂糖を加えるだけで出来てしまいます。
ゼリーを作る場合も、コンポートの段階で酸味を加えたほうが美味しいです。鮮やかな色のびわゼリーは食欲をそそる一品です。
びわジャムやゼリーを作った際に出てくる種も捨てずに、果実酒を作ってみましょう。果肉を漬けるよりいい味が出ます。杏仁に似た風味の、通好みの味になります。
びわは種を植えれば簡単に育てることができます。挿し木や接木でも増やすことが出来ます。実が大きく育たない場合は、未熟なうちに実を間引いてしまいましょう。
ぜひ自家製のびわで、充実したフルーツライフを!