「ざくろジュースの効能」



健康食品ブームで注目を浴びたざくろジュース。どんな効能や効果があるのでしょうか?果物としてのざくろの秘密に迫り、ざくろジュースをご紹介します。


ざくろジュースが健康食品として一時期ブームになり、ざくろが注目を浴びましたが、依然として“未知の果物”と言えます。さくろジュースで、“不妊症を克服でき、血流が改善され、美容にも良く、抗ガン作用がある”など、良いこと尽くしで取り上げられていましたが、国民生活センターによる試験で確認されていませんし、薬事法上問題のある表示とされています。

そもそも「ざくろ」とはどんな果物でしょうか?

イラン東部から北インドのヒマラヤ山地が原産地であるざくろは、今や日本を初め、世界中で数百種以上の品種が栽培されています。日本のスーパーで手に入るざくろは、多くがカリフォルニア産です。

効能や効果を期待でき、長年「生薬」として重宝されてきたざくろは、「黒ざくろ」です。原産地イランでも一部の地域でしか育たない貴重品です。熟した黒ざくろは、表皮が真っ黒、果実が大きく濃厚、皮が薄く、種子がぎっしり詰まっています。イランでは、果物としてではなく、伝統医学医師、民間薬博士が扱う生薬として用いられています。素人知識で摂取すると、嘔吐やめまい、下痢などの副作用があり得るので、十分な注意が必要です。

ざくろは、品種や摂取する部分によって、成分に違いがあります。例えば、エストロゲンを摂りたいなら、果汁ではなくて、非常に苦い「種子のエキス」を吸い出さなければなりません。

ですから、ただ果肉を絞っただけの「ざくろジュース」は、単なる“フルーツジュース”で、効果や効能を期待できないと言えます。

美肌効果などのアンチエイジングを期待し、黒ざくろ種子を発酵させて作った「ざくろ酵素」というものがあるようですが、劇的な効果があるわけではありません。副作用の心配がない分、優しく効いていくようです。

食す場合のざくろは、様々な料理やデザートに使えます。スープ、煮込み料理、シロップ、サラダドレッシング、シャーベットなどに調理され、食卓を彩ります。インターネットには、たくさんのレシピが載せられていますので、参考になさってください。

ざくろジュースを味わいたいと言う方は、通信販売で取り寄せることもできますが、手作りで楽しむなら、こちらの作り方をお試しください。

切ったざくろから粒を取り出し、水洗いします。水気を切り、木綿の袋に少しずつ入れ、手で搾ってください。そのまま飲むか、水や炭酸で約2倍に割って飲むといいでしょう。

さわやかな酸味とほのかな甘みで、一味違ったフルーツジュースをお楽しみください。